THE AMENTA / Occasus (Black Metal)

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THE AMENTA / Occasus (2004)
(輸入盤 Listenable Records : POSH061)
http://www.theamenta.com
http://www.listenable.net

オーストラリア出身、5人編成のインダストリアル・デス/ブラック・メタル・バンドのデビューアルバム。
インダストリアル・ブラックと書きましたが、マシーナリーな音はあまり前に出ていなくて、ダークなブラック・メタル・サウンドにノイジーなサンプリング音を味付け程度に加えたような趣です。

曲によってはZYKLONのような攻撃的サイバー・ブラック・メタル・サウンドも聴かれますが、全体的な雰囲気はDIMMU BORGIRからシンフォニックさを引いた感じ。
しかし、彼等のダークで陰鬱、重厚なサウンドは癖になります。

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MORTIIS / The Grudge (Black Metal)

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MORTIIS / The Grudge (2004)
(輸入盤 EARACHE : MOSH280CDL, Ltd Edition Plastic Sleeve CD)
http://www.mortiis.com/
http://www.earache.com/

ノルウェイ出身、4人編成ブラック・メタル・バンド。おそらく通算7作目のフル・アルバム。
実は、MORTIISの曲を聴くのはこのアルバムが初めてだったのです。
何故か今までは店頭でアルバムを見ても食指が動かず、食わず嫌い状態でした。
このアルバムを聴いて、もっと早く聴いておけば良かったと後悔しました。

インダストリアル・ゴシック・ブラックとでも表現したくなるような、サイバーな音造りながらもダーク、メランコリック、冷たい印象の楽曲。
KMFDMにゴシック・メタルの要素を加えて、なおかつもう少しダークにした感じかな。
BUCK-TICKの今井寿、櫻井敦司とPIGのレイモンド・ワッツ、KMFDMのサシャ・コニエツコで結成したSCHWEINに近い部分も持っているし、hide(X JAPAN)のソロの曲"50% & 50%"や"Dice"のような癖のあるメロディラインを持った曲もあり、とても気に入った。
繰り返し聴いても飽きのこないサウンドだと思う。

↑で思ったけど、今井寿とhideがコラボレートしたら、面白い音楽が出来たんじゃないかな。今となっては実現不可能だけど、どんなサウンドが作られるのか想像しただけで楽しくなる。
hideの曲はどれも気に入っていて今でも時々思い出しては聴いている。特に"Tell Me"、"Ever Free"が好み。

Line Up
Mortiis / Vocals
Asmund Sveinunggard / Guitar
Levi Gaweon / Guitar
Leo roy / Drums

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CRADLE OF FILTH / Nymphetamine (Black Metal)

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CRADLE OF FILTH / Nymphetamine (2004)
(日本盤 ROADRUNNER RECORDS : RRCY21226)
http://www.cradleoffilth.com
http://www.roadrunnerrecords.com

大英帝国出身、6人編成の吸血鬼集団。通算6作目のスタジオ・アルバム。
レーベルをROADRUNNER RECORDSに移籍しての第1作目。

購入してから毎日聴いているほど気に入っている。
前作よりもヘヴィにメタリックになった印象のこのアルバムは、COFの魅力に溢れている。
荘厳さを演出するシンフォニックなメロディから、一変邪悪なまでに荒れ狂うパートへ、そしてまたメロディアスなフレーズへと巧みに構築された楽曲は彼等のお家芸ですが、さらに進化していてほんと聴き飽きない。Daniの高音絶叫ボイスから低音ウィスパーボイスまで変幻自在なVoも健在。

女性Voを随所に取り入れるのはデビュー当時からのことで、これが良いアクセントになっていて曲の魅力を増す役割を担っていたのですが、本作ではなんとLiv Kristine Espenaes Krull嬢(Leaves' Eyes, ex-Theatre of Tragedy)がゲスト参加していてDaniと共演している。
COFをバックに歌うLiv嬢もまた魅力的で、曲もゴシカルな雰囲気でとても気に入った。
Liv嬢がリードVoをとる曲が聴けるだけでも、このアルバムを買う価値があるくらい、その存在感は大きい。しかもDaniとの絡みが聴ける"Nymphetamine Fix"は、まさに美と醜が見事に融和した暗黒耽美な妖曲に仕上がっており、聴く度に鳥肌が立つ。
以前から美声を聴かせてくれているSarah嬢は、ゲストじゃなくて正式メンバーなのかな。メンバー写真には入ってないけど、オフィシャルサイトのバンドヒストリーのページにはちゃんと名前が載ってますね。

間違いなく今年のベストアルバム……U.D.O.の新作も良かったし、RHAPSODYやSONATA ARCTICAの新作もあるから……ベスト5には入る名盤である。
この素晴らしいアルバムを引っさげての日本公演を期待したい。

まだまだ、このアルバムを聴く日々が続くだろう。

Line Up
Dani - Vocal
Paul A - Guitar
James Mcilroy - Guitar
Dave Pybus - bass
Martin - keyboard
Adrian - drums
Sarah - Backing Vocals

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GLORIA MORTI / Lifestream Corrosion (Black Metal)

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GLORIA MORTI / Lifestream Corrosion (2004)
(輸入盤 World Chaos Production)
http://www.gloriamorti.com/

フィンランド出身、女性Key含む6人編成のメロディック・ブラック・メタル。1stアルバム。
冷たく荘厳な雰囲気漂うメロディアスなブラック・メタル・サウンドは、DIMMU BORGIRとCRADLE OF FILTHの中間に位置するような感じ。
この2バンドより装飾は少なくゴリゴリした音像であり、そういった点はEMPERORに近い印象を受けた。
大物バンドを列記したが、この作品はGLORIA MORTIの1stアルバムであり、まだそこまで完成度は高くない。

が、シンフォニックで荘厳なフレーズ、迫力のある絶叫ボイス、メロディアスな曲展開と、とても魅力的なサウンドを聴かせてくれて、次作が楽しみなバンドである。
あまり大仰な曲作りに走らずに、このままの方向性でいて欲しい。

Line Up
Juho Räihä : guitar & backing vocals
Juho Matikainen : rhythmguitar
Psycho : vocalist
Jukka Salonen : bass guitar
Jenni Kemppainen : keyboards
Jarmo Juurikka : drums

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WINTERSUN / Wintersun (Death Metal)

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WINTERSUN / Wintersun (2004)
(日本盤 KING RECORDS : KICP-1018)
http://www.kingrecords.co.jp/heavy/index.html

フィンランド出身、Jari Maenpaa(ex ENSIFERUM)のプロジェクト。メロディック・デス・メタル、1stアルバム。一人でVo、G、Bをこなしており、殆どソロ/プロジェクトみたいなもの。

しかし、完成度は驚くほど高く、音楽性もCHILDREN OF BODOM風であり、一聴の価値あり。
ジャケットやバンド名から想像される透明感のある寒々としたイメージと、攻撃的なまでの怒濤の疾走感が見事に融合し、とても魅力的な音楽になっている。
Jariのボーカルも激情的なパートとエモーショナルなパートの使い分けが巧みで、聴き応え十分。

時折挿入される勇壮でたくましいコーラスに元ENSIFERUMらしさが少し感じられるが、これは味付け程度。2ndアルバムが待ち遠しい。
それにしても最近、北欧勢が元気で次々に新バンドが出てくるのは嬉しい。

Line Up
Jari Maenpaa:Vo、G、B(ex ENSIFERUM)
Kai Hahto:Ds

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TWILIGHT OPHERA / The End Of Halcyon Age (Black Metal)

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TWILIGHT OPHERA / The End Of Halcyon Age (2004)
(輸入盤 LOW FREQUENCY RECORDS : CRASH MUSIC 61115)
http://www.twilight-ophera.com/

フィンランド出身、6人編成のメロディック・ブラック・メタル・バンド、6年ぶり3rdアルバム。
てっきり居なくなってたと思ってました。2ndから間が空いたのは、メンバーチェンジやレーベルの移籍などのためらしい。

1998年のデビューアルバムから完成度の高い作品を出しているバンドだが、この3rdアルバムはさらなる成長を見せ素晴らしい作品を出してきた。
起伏に富んだ展開を見せるサウンドは、時にシンフォニックに時にブルータルに荘厳さと暴虐性が絡み合うブラック・メタル・サウンドを構築している。
荘厳さを演出しているギターとシンセに唸るようなボーカルが乗り、全体的にダークな雰囲気を醸し出しているのが、個人的には気に入った。
これはCRADLE OF FILTH、DIMMU BORGIRと肩を並べる魅力的な闇黒音楽になっていると思う。

Line Up
Lord Heikkinen : Bass
Timo Puranen : Synths
Toni Näykki : Guitars
Janne Ojala : Drums
Mikko Kaipainen : Guitars
Mikko Häkkinen : Vocals

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BORKNAGAR / Epic (Black Metal)

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BORKNAGAR / Epic (2004)
(輸入盤 CENTURY MEDIA : 77499-2 スリップケース入り、ボーナストラック収録)
http://www.borknagar.com/

ノルウェー出身、4人編成メロディック・ブラック・メタル・バンドの6作目。
絶叫ボイスとクリーンボイスを使い分けるボーカルが、変幻自在な曲に乗る。
アグレッシブに攻め立てるパートと、非常にメロディアスでプログレッシブなパートが絡み合い独特の音像を創り上げている。

プログレッシブなパートはARCTURUSやOPETHに一脈通じるトラッド/ゴシカルな展開を見せている。
時々、ブラック・メタル・バンドである事を忘れさせてくれる奇妙な音楽は、一度気に入ると病みつきになるかも。

Line Up
Vintersorg : Clean Vocals, Choirs & Grim Vocals
φystein G. Brum : Guitars
lars A. Nedland : Synth, Hammond organ, Grand piano & Backing Vocals
Asgeir Mickelson : Drums

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BEHEXEN / By The Blessing Of Satan (Black Metal)

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・BEHEXEN / By The Blessing Of Satan (2003)
(輸入盤 WOODCUT RECORDS : Cut029)
http://www.woodcutrecords.com/behexen.html

フィンランド出身、白塗り5人組ブラック・メタル・バンドの2ndアルバム。
凶暴に疾走するブラストビートに悲しみの絶叫ボイスが谺する、真性ブラック・メタル・サウンド。
アルバムタイトル通りのサタニックな暗黒音楽。

装飾のない音楽性は、DARK FUNERAL、NAGLFARに近いかな。
ジャケットはチープな感じですが、中身の質は比較的高いと思います。
次回作が楽しみ。

Line Up
Torog - Vocals
Gargantum - Guitar
Veilroth - Guitar
Lunatic - Bass
Horns - Drums

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EQUIMANTHORN / Second Sephira Cella (Black Metal)

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・EQUIMANTHORN / Second Sephira Cella (2004)
(輸入盤 FROMBEYOND : FBP-032)
http://www.equimanthorn.com

バンドの詳細は不明だが、おそらくアメリカ出身の7人によるアトモスフェリック・ブラック・メタル・バンド。3rdアルバム。
ジャケットの不気味さに惹かれて購入したが、とても気に入った。
暴虐的なファスト・ブラックを予想していたが、見事に裏切られた。

PAZUZUの様なぼそぼそとつぶやくボイスが、オカルティックな音に乗って流れる。
一応ブラック・メタルにカテゴライズしたが、一般的なブラック・メタル・サウンドではないので要注意。
サンプリング音と幾重にも絡まりあうボイスによる音で作られたこれは、ホラー映画の効果音の如き音像。
暗闇に響き渡る呪詛か読経か。
オリエンタルなフレーズが、時々流れるのもアクセントになっていて面白い。

PAZUZUが気に入った方にはお薦めだが、それ以外の方は避けた方が無難。
恐いもの見たさに聴くのなら良いかも。

Line Up
Emperor Proscriptor Magikus : The Voices of Kali Ma, Percussives, Darabukke, Synthesizers, VC3, Mellotron, Circumvent Filters, Piano, Wintry Flute, Recorder, Bypass Filters, Libation, Glass, Chutzpa, Serpentines and Lyrical Magic(k)
Equitant : Unseen Voices, Synthesizers, Effects, Crushing and Blasphemous Guitars, Acoustics, Bass Effects, Percussives and Lyrical Magic(k)
Ekimmu Abstractum : Narrations, Alto Recorder, Wooden Flute, Samples, Entities, Chimes, Sixfold Bow and Synthesizer
Dalkhu Zilittu : Synthesizers, Sourcing, Pitch Shifting, Effects and Lyrical Incantations
Emperor Vorskaath : The Overseer of Every Black Spell Conjecturabal and Lyrical Enchantment
Vordhr Dzokhk : A Fourth Conjuration, Fretless Bass, Implementations and Unhallowed Wind
Moloch : Sumerian Bouzouq, Goblet Drum and Percussives

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INSOMNIUM / Since the Day It All Came Down (Black Metal)

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INSOMNIUM / Since the Day It All Came Down (2004)
(輸入盤 CANDLELIGHT : Candle080CD)
http://www.insomnium.net

フィンランド出身、4人編成のゴシック・ブラック・メタル・バンドの2ndアルバム。
重く垂れ込めた雲に覆われた空、微かな雲の隙間からさす薄明かり。
そんな暗く沈み込むような情景が浮かんでくるようなサウンド。

攻撃的ではなく、自己の精神の中に埋没していくかの如き内向的で冷たい音像。
SENTENCEDCHARONのようなゴシック・メタルを好む方に薦めたい。
この2バンドよりシンフォニックで、ゴシック寄りのブラック・メタルですが、音楽性は似ています。
どこまでも深く沈んでゆく心地よさが味わえる音楽。

Line Up
Niilo Sevänen : Bass, Vocals
Ville Friman : Guitar
Markus Hirvonen : Drums
Ville Vänni : Guitar

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